平成26年度 君津商工会議所
元気企業選定理由概略


 総評
 当事業は、会員企業の先進的な取り組みや、他社の模範となるような取り組みを評価し、認定企業の良さを広く情報発信することにより、他の会員企業の経営改善等への積極的な取り組み意識を喚起し、地域経済の活性化や雇用の確保を図ることを目的としている。また、工業部会からの企画・提案され推進されている事業であり、本年度で6回目を迎えた。本認定制度の有効期限は4年間となっており、今回は第2回目の認定企業が更新される年度でもあった。そのような中、4社の認定企業が再認定となった。また、本年度、新たに選定された企業も3社となり、いずれも昨年度の応募企業に負けず劣らず、独自の視点や技術を有した事業所から応募いただいているところである。個別の選定理由については以下のとおりである。


 選考理由
共通の選考理由は以下のとおりである。
@ 当事業の趣旨を理解し、地域経済の活性化に寄与していること。
A 認定期間中(選考より4年間)、事業の継続性があると認められること。
B 詳細は個別選考理由で述べるが、各企業ともに独自の視点・技術を有していること。 


       

  個別選考理由 (順不同)
 村のピザ屋カンパーニャ 
 選定企業は、君津市大戸見においてピザを提供している飲食店である。自分が生まれ育った実家を改装して2005年から開業しているが、飲食店の立地としては決して恵まれているわけではない。しかし、遠方からでもわざわざ来店してもらえるだけの店舗価値を創造し、君津市外から多くのお客様を誘引できる独特の事業運営を行っている点が特に高く評価された。 また、積極的に地元の食材を優先活用するなど、君津の良さをアピールする取り組みも行っており、経営者の地域に貢献したいという強い想いも評価された。
       
 ヘアモードK 
 選定企業は、君津市内において美容室を行っている事業所である。当地で開業して35年になる事業所であるが、多店舗化戦略をとらず、早い段階から健康に配慮したサービスを実施し、徹底的に品質向上にこだわることで、リピート率の高い美容室運営を行ってきた。このような高い技術力を背景に、堅実に事業を運営してきた経営姿勢について高く評価された。また、創業以来、地元の福祉施設等で美容奉仕活動も実施していること、多くの美容師を育て、また多くの雇用を生んできた点等、地域への貢献性が高い点も評価された。

 株式会社 宮崎酒造店
 選定企業は、慶応二年(1866年)創業の地域に根差した酒蔵である。現代の経営者で6代目になるが、日本酒業界が厳しい中、社長自らも酒造りに携わるなど経営努力を怠らず、堅実な経営を行っている。昔ながらの手造りの良き伝統を守りつつ、地酒「峯の精」(みねのせい)を醸出している。所在地の小字が「峯」であることから「峯で生まれたまじりけのない優れたもの」の意味の「峯の精」を主銘柄としている。「精」には、米をついて白くしたものとの意義もあり、その名称の通り原料米の平均精白歩合は70%ときわめて高く、高品質の酒造りを行っている点が高く評価された。 また、同銘柄シリーズの『吟の舞』は1986年、1993年の東京 サミットにおいて、レセプション乾杯酒として、各国首脳に提供されたもので、対外的にも評価されている事業所である。



 継続認定企業における認定理由
 継続を希望された認定企業は、「株式会社オールプロジェクトつばさ」、「有限会社かわな」、「有限会社内山建設」、「株式会社美磋インターナショナル」の4社であった。継続を希望された認定企業については、既に選定される理由に加え今後の事業の継続性について審査され認定された。また、第2回目の認定企業は、認定後、東日本大震災が発生するなど厳しい経営環境の4年間であった。継続しているだけでも評価に値するこの期間において、いずれの事業者においても、東日本大震災以前の業績を維持・向上させているだけでなく、新分野の事業に進出したり、事業所数を増加させるなど、積極的な経営努力を行っており、その前向きな経営姿勢が特に高く評価された。