平成23年度 君津商工会議所
元気企業選定理由概略


 総評
 当事業は、他の規範となる取り組みを評価し、その企業の良さを広く情報発信する事により、他の会員企業の経営改善等への積極的な取り組み意識を喚起し、地域経済の活性化や雇用の確保を図ることを目的としている。また、昨年度に引き続き工業部会からの企画・提案され実行されているものである。
 本年度は3回目の実施となるが、当選考会の前に、例年工業部会で実施している行政との意見交換会において今までの選考企業にも参加してもらい、君津市長との情報交換も実施していくなど新たな展開も出始めている。
 さて、本年度の選定企業も、昨年度の応募企業に負けず劣らず、独自の視点や技術を有した事業所から応募いただいているところである。個別の選定理由については以下のとおりである。


 選考理由
共通の選考理由は以下のとおりである。
@ 当事業の情報を迅速かつ的確に把握し、自らの意思で積極的に参加したこと。
A 認定期間中(平成23年度〜平成26年度)、事業の継続性があると認められること。
B 詳細は個別選考理由で述べるが、各企業ともに独自の視点・技術を有していること。 


       

  個別選考理由
 有限会社 岡本産業
 地球規模での環境問題が日々メディアに取り上げられ、資源の有効活用、リサイクルの社会的ニーズがますます高まっているなか、当事業所は、数十年前から君津地域において、独自の資源回収・リサイクルシステムを構築し、環境保全のための活動を続けてきている。自らの業務による環境負荷をできる限り抑えるだけではなく、さらに一歩踏み込んだ環境サポート企業へと成長するために、自己完結型(できるだけ最終処分場に依存しない)の方向性で環境事業を展開しております。鉄・非鉄金属リサイクルのプロフェッショナルとして、環境保全のために社会に貢献している面が高く評価された。
       
 旬鮮屋 こうすけ
 当事業所の代表者は、お客様のために毎日のように漁港へ、漁師さんのもとへ自ら買い付けに足を運び、自分の目で見て納得したネタで、お客様を喜ばせたいとの気持ちで、富津、勝山、館山、白浜にまで足を運んでいる。  
 また、店舗づくりも、小さい個室・ほりごたつ席・バリアフリー対応のトイレ等を設け、小さな子供連れの家族や足腰の弱い方にも、ゆっくりお食事をお楽しみ頂けるよう、きめ細やかな配慮を行っている点について高く評価された。

 のどかソーシャルサポート合同会社
 当社は、ゆったりとした穏やかな介護をめざし、高齢であっても、障害があっても自分らしく、普通の生活を過ごしていただくために、24時間年中無休でサポートするという、自社の経営コンセプトをしっかり実施している事業所である。
 また、自主事業による家事代行サービスや、要介護認定で非該当の方、介護保険対象外のサービスを希望されている方にも積極的なサービスも実施していくなど、自主事業売上が大きいなど、独自性も有しているとともに、新たな制度の活用にも前向きに取り組んでいる。
 このように、高齢社会となっている現状のニーズにこたえようとする事業者の積極的な経営姿勢が高く評価された。

 南房総キュイジーヌ Kipps(キップス)
 当事業所は、お客様を家族と思い、心から食べてほしい、新鮮な素材を提供し続けていくというコンセプトのもと店舗を運営している。
 こだわりの鮮魚をさらにこだわって、より一層の魚のおいしさを伝え、テーブルを囲むお客様が満足のいくまで召し上がっていただけるように、楽しい一時を過ごして欲しい、お店の都合でお客様にお召し上がりいただくのではなく、お客様の時間で食べていただきたいという思いをもち、できる限り地元の食材にこだわって店舗を運営している点などが高く評価された。

 紀平豆腐店
 創業約80年の歴史ある昔ながらの製法で、地元君津の大豆・久留里の天然湧水・にが100%で、豆腐を作り続けている事業所である。
 君津産大豆(小糸在来)とその他国産大豆を水洗し、水に一晩浸漬したものを加水(久
留里の天然水)しながら磨砕し、細かく砕いた大豆汁(ご)を煮沸させる。加熱後豆乳とオカラとに分離していくまで、機械生産では実現できない昔ながらの手作業で本物の味を追及しているなど、昔ながらの製法の維持と堅実な経営姿勢が高く評価された。

 有限会社 福山花火工場
 当社は江戸天保年間創業以来、現代表者で六代目になる老舗企業である。また、千葉県指定伝統工芸品は先代五代目が昭和59年に、六代目が平成20年に指定になっている。
 江戸天保年間に先祖が秘伝として残した「形もの(かたもの)」と呼ばれる花火で、文字や図形を夜空に描くこの技を継承してきたことが、伝統工芸として認められた。
 このように、伝統を守る一方、花火はもちろんの事、工場や花火を上げる道具等など全てにおいて安全性を日々追求しており、早くから花火打ち上げにコンピューター制御の点火機を使用するなど、先進的な取り組みも実施している。
 このように伝統を守りながら、安全性・革新性を常に追求し続けている経営姿勢が高く評価された。